#旋盤 #チップ #初級
旋盤チップの選び方 第一製造編!は確認しましたか?
今日のテーマ:チップの一般知識を理解する。
今回も第一製造で使用している鋼、鉄に特化した内容としました。
復習チップ選定ポイント
チップはどこを削るか?どんな材料を削るか? で選び選定。
どんな切粉にしたいか?何個持たせたいか?(寿命)で決めます。
上記の内容は変わりません。
BNタイプの保持器は「どこを削るか」でチップの形が決まってしまっているという事です。
しかし、目的を変えると色々な選び方ができます。
そもそも旋削チップの種類はどのような物があるのか。
1,チップの形
こちらは(JIS-B4120-1998 ISO1832/AM1:1998準拠)で決まっています。
チップの型番の頭文字です。

形の種類としてはこのような種類があります。
いろいろな形の目的は大きく2種類です。
①角度が大きくなればチップの強度が上がります。
欠けにくくなる、送りが上げられるといった利点があります。
しかし、「倣い加工ができなくなります。」
➁使用できる面が増えるとチップ1個当たりのコストが下がります。
しかし、1000円のチップが2面使用、4面使用、6面使用だとします。
500個でチップ交換の場合の1個当たりのコストは
2面の場合 1000/2=500円 500円/500個= 1円/1個 という事です。
4面の場合 1000/4=250円 250円/500個= 0.5円/1個 という事です。
6面の場合 1000/6=167円 167円/500個= 0.33円/1個 という事です。
自分の所感としては、使用できる面が多くても欠けが発生すると隣の面、裏面が使用できない可能性があります
、欠ける要素があれば欠けないチップを選んだ方が得です。
また、欠けが発生した場合にかかるチップ交換の時間、人が付く時間を考えると
①を優先した方がチップ選定するには重要です。4面使用は「C型」 80度
ただ、1円でも安く作ることが目的であった場合は6面の「W型」 80度が
理論的には一番強度があり、使用面が多いチップとなります。
第一製造で使用している「17.5度」チップは欠けやすいというのがイメージ出来ると思います。
ただ、欠けやすいのであれば「ミゾ」チップを使用するという案もあります。
このミゾチップを採用したのが、BN502611Aです。工具を見たことが無い人は指示書とチップを確認してください。ミゾチップは下記の型番となります。
第一製造ではあまり溝チップは使用していないですが、FBNとか使用しているミゾ工具が思い当たる方は
加工指示書を確認してください。
2、ネガとポジ という形

チップを真横から見た時に、90度になっている物を「ネガ」といいます。
浜川ではTNMG の工具を使用していますので、この2文字目の「N」が
ネガのチップを表しています。ネガの「N」です。
3、チップの等級
チップにも寸法公差があります。
その寸法公差によって、「等級」が決まります。
チップの大きさにも寸法があり、これがチップの記号で表れます。
4,ミゾ穴記号
チップを取り付けるネジを取り付けたりする穴、ミゾも形が決まっており
こちらも記号を使用します。
まとめを見た方が解りやすいので、まとめの表を載せます。

住友カタログを引用しています。
このように、チップにはこの4つの要素で目的にあわせて選定します。
問題
①ネガとポジのメリット、デメリットを説明してください。
➁等級記号の寸法公差から、チップ交換時にズレると想定される最大値を計算してください。
➁ー1 内荒TNMGのチップ を交換したあとのXの値
➁ー2 内径仕上げVBMTのチップ を交換した後のXの値

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