#旋盤段取 #爪 #初級
前回爪を削る目的は理解できましたか?まだの方は「爪を削る目的」を確認してください。
爪削りを作業分解して、爪を削る手順とその手順の必要性を解説します。
今日のテーマ:爪を削る前のポイントの理解
今回はリピート品の爪の新品から削るのでは無く、リピート段取りの爪作製です。
【手順1】 チャックにグリスを入れる(適量入っていればOK)
細かい構造は除きますが、チャックが開閉するのは、チャックの後ろの
ドローバーが「前後」に油圧で押されて、前後の動きをチャック開閉に変換します。
その時の「隙間」を埋めて「潤滑」の役割と「ガタつき」を無くす必要があります。
【手順2】ボルトを締める。
ボルトの締結も何も考えないで行うと、セレーション(ギザギザ)の噛み込みがズレる
可能性があります。
正しい手順は 内側仮止め⇒外側仮止め⇒内側本締め⇒外側本締め⇒締め忘れ確認
上記となります。 締め忘れ確認は安全のため、必ず実施してください。
【手順3】中固をかませる(入れる)爪の位置をけずる。 ※中固は中子と記載される場合もあります。
これは、爪をかませたときに削りたい爪の場所に「取り代」を確保する目的があります。
【手順4】中固をかませる(入れる)。
かませる目的は、製品を掴んだ時と同じ状態にするためです。
同じ状態とは?
チャックに中固をいれていない状態だと、手順1の「グリスを入れる」作業を行っても
必ず「ガタ」が発生します。 この「ガタ」とは0.001mmでも「ガタ」になります。
このガタを無くすため、必ず「てこの原理」でチャックが「傾きます」0.001でも「傾き」です。
ここがが重要です。 理解してから次へ進んでください。
ガタのイメージ、傾きのイメージが超重要
前回の復習
旋盤はチャックに付けて削った物はチャックから外すまでは真円に削られている状態になります。
真円度は材料によりますが、チャックから外さなければ真円度は0.005以下になります。
(真円度がまだわからない方は#「初心者必見真円度」を確認してください。)
※超重要、上級編でもこの情報は必須になります。
前回の復習と一緒にこの超重要な部分を理解しましょう。
爪削りの目的まとめ
セルフカットにより、

※1,XとZの直角がでます。 直角度0.005以内(機械精度によります。)
直角度の説明は今回はしません。
※2、真円度がでます。 真円度0.005以内(機械精度、刃物切れ味によります。)
ここまで理解出来たでしょうか?
問題

Q1:上の図で①に製品をチャックするとき、②または➂に中固をかませますが、
どちらにかませるのが、どのような理由で良いのか述べよ。
。
Q2:中固をとった後に、加工する製品を取り付けた時に、爪が掴んでいる部分で
製品の芯をピックテスターで測定してください。 (内ミゾであれば内径です。)
その時のピックテスターの動きがどのようになり、なぜそうなったかを説明してください。

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