#段取り #爪 #初級
段取の目的は解りましたか?読んでいない方は#段取の目的を確認してください。
段取りを作業分解して、爪成型を解説します。
今回は爪成型の作業の1つ、爪を削る作業を解説します。
今日のテーマ:爪を削るのは何のため
毎日の段取で爪を削る事は多いと思いますが、爪を削るのは何のためでしょうか?
爪を削ることを爪のセルフカットとも言います。
セルフカットとは、旋盤の設備本体の主軸を回転させて爪を削る事を言います。
工作機械が自分自身を削り精度を出す事からこのような言葉になったようです。
他の工作機械のセルフカット例
①マシニングであればテーブルを削る事でXY軸とZ軸が機械精度で直角になる。

➁平研磨機であれば、テーブルを研磨する事で、平面の基準が出来る。

①②のイメージが超重要です。設備を担当していない方は設備の担当者に説明してもらうと
解りやすいと思います。
旋盤の爪削りは、XとZをセルフカットする事で直角を出す事が出来ます。


旋盤は上記①②と異なり、爪が回転する事で、XとZの直角以外に真円に削るという目的が加わります。

チャックを回転しながら削る事で、チャックの中心に対して、真円に削る事ができます。
旋盤はチャックに付けて削った物はチャックから外すまでは真円に削られている状態になります。
真円度は材料によりますが、チャックから外さなければ真円度は0.005以下になります。
(真円度がまだわからない方は#「初心者必見真円度」を確認してください。)
※超重要、上級編でもこの情報は必須になります。
爪削りの目的まとめ
セルフカットにより、
※1,XとZの直角がでます。 直角度0.005以内(機械精度によります。)
直角度の説明は今回はしません。
※2、真円度がでます。 真円度0.005以内(機械精度、刃物切れ味によります。)
ここまで理解出来たでしょうか?
課題
出来た人は上記※1,2を今度の段取りで爪を削った後に0.001ピックテスターで測定してください。
爪を削る中固は外さないで下記を行う事
※1測定方法は、ピックテスターを刃物台に取り付けて、爪のX、Z方向の傾き、直角を「ハンドル」で回して数字を読んでください。←→はZ方向。 ↑↓はX方向。 となります。
※2測定方法は、爪のX側にピックテスターを付けて、チャックを1周以上回して3ヵ所または、1周の測定値を読んでください。
課題
Q1:爪を削った後に※1のXの値、Zの値を記載してください。
Q2:同じく※2のチャックを回して測定した値を記載してください。
Q3:上記Q1,2測定が終わったら中固を一度外して、もう一度同じ中固を取り付けてから再度
Q1,2と同じ測定をした値を記載してください。
やり方、不明点は直接聞いても、質問を書き込んでもらっても大丈夫です。

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