前回の CL-253ローダー自働化への挑戦①は読みましたか?

まだの方は読んでから読み進めるとより分かりやすいと思います。

内容は自働化まで行けるにはどうしたら良いのか考えて投稿します。

 

CL-253ローダー自働化への挑戦

第二回

「自働化を行うためのプログラム知識 基本編ー1。」

前回事例を説明しましたが、自働化といっても色々な方法や、考え方で設備が止まらず動いてくれればいいのですが、どこの会社もうまく出来ていません。

 

どのように何を行うかが重要という当たり前のことですが、なぜ皆何をしていいかわからないのでしょうか???

 

 

 

それは、大前提となる知識が不足しているからです。

それでは一緒に勉強していきましょう。

上のツリーは必要な知識をできる限り単純に表した図です。※細かい内容は随時足していきます。

今の時点で必要な知識の前提を合わせる場合、重要なのはプログラムと考えます。

 

なぜなら

プログラムが解からなければ、何を改善しても機械を動かすことが出来ないからです。

これがNCという仕組みです。「NC」とは「Numerical Control(数値制御)」

 

では、基本から確認していきましょう。

1,プログラミングの前に

1-1プログラムって何だろう?

NC工作機械やガントリローダを含む周辺機器を動かすとき「ローダハンドが移動する」、「ローダハンドが開閉する」などの機械の動作は、すべてプログラムで指令します。ここでいうプログラムはアルファベットと数字の組合せで機械動作を指令する命令文です。このプログラムを作成することを”プログラミング”といい、これから説明する事項が必要になります。本書を読み、十分理解したうえで作成してください。

1-2プログラム作成者が知らないといけない事

プログラム作成者は、ガントリローダを含む周辺機器に関する知識を深め、以下のことを総合的に実行したうえで、効率良く運転でき、そして安全に作業できるプログラムを作成してください。

1. 安全衛生教育を受けてください。 機械のKYT、プログラムの危険性を理解する。

2. 使用するガントリローダを含む周辺機器の能力や性能を十分把握してください。

3. 使用するガントリローダを含む周辺機器の安全装置やインタロックを十分把握してください。

4. プログラミングに関する各機能を修得してください。

1-3プログラムを機械に入力する時の注意事項

プログラムの作成が終わると、次にタッチパネルのキーを押して、NCのメモリにプログラムを入力します。入力したプログラムは、画面で確認できます。そのプログラムを実行すると、指令にしたがってガントリローダを含む周辺機器が動きます。プログラムをNCに入力する際、小数点を付け忘れる場合があります。このミスを未然に防ぐため、プログラム作成者はプログラムを作成するとき以下のことを心掛けましょう。

<記入例>

1. Z.5 → Z0.5   同じだが Z0.5の方が間違えが無い

2. X200. → X200.0  同じだが Z200.0の方が間違えが無い

プログラムの入力が終了したら、小数点の付け忘れやデータの入力ミス、入力もれがないか再度チェックを行ってください。

プログラムは、誰にでも読めるように、分かりやすく、が基本です。

 

1-4 プログラム用語

プログラムを作成するときに、知らなければならない基本的な用語について説明します。

1-4-1プログラム番号

NCのメモリには、複数のプログラムが記憶できます。

プログラム番号は、複数のプログラムを整理するためのもので、メモリに記憶されているプログラムの先頭に付けます。

プログラム番号は、アルファベットOのあとに数字を付けて表します。MSX-805(CL-253の制御装置) の場合は、4桁以下の数字が使用できます。(1~9999)

これは、皆さんが良く使う O番号の事です。

O1; ←プログラム番号  9,999個番号が付けられますが、機械によっては8000番台は使わない等の現場のルールに沿って決めてください。

1-4-2 シーケンス番号

シーケンス番号は、プログラム中の実行されている箇所、編集したいプログラムの箇所を簡単に探し出したり、呼び出すためのものです。

シーケンス番号は、アルファベットのNのあとに5桁以下の数字1~99999を付けて表します。

一般的には、運転の順序にしたがってシーケンス番号の若い方から順に、プログラムの要所に付けます。

N1 ← 山岸製作所では刃物交換時に入れる場合が多い。

 

1-4-3 パートプログラム

 上記のようなプログラムの開始から終わりまでを「パートプログラム」と言いますが、仕事ではほとんど使用しない言葉です。

1-4-4 アドレス

アルファベットで表されている部分をアドレスといいます。

1-4-5 データ

アドレスに続く数字の部分(符号、小数点を含む)をデータといいます。

ガントリローダを含む周辺機器を運転するためにNC に入力する情報(プログラム、その他)もデータといいます。したがって、文章の前後の説明からどちらのデータか判断してください。

こちらは一般的に 数字等を「データ」と呼びますが、NCプログラム上での言い方を指します。

1-4-6 ワード

ワードは、各機能を指令するための最小単位です。アドレスとデータで構成されています。

1-4-7 ブロック

NC旋盤やガントリローダを含む周辺機器が動作するために必要な最小指令単位で、パートプログラムの最小構成単位です。 (意味を持つプログラムの塊)

ブロックはワードで構成されています。プログラムシート上では、それぞれ1行がブロックになります。

  ※ブロック1行の意味が分かるようになると、NCが読めるようになります。

読めるというのは、日本語へ 翻訳できるようなイメージです。

 

 

1-4-8 プログラム基礎 まとめ

プログラムは以下に示すようにアドレスとデータにより表示されたワード、およびワードの組合せにより表示されたブロックで構成されています。

 今回の基礎はここまでです。

NCプログラムは色々な工作機やロボットを動かす基本言語となります。

今日は、基本の知識のみとなっており知っているだけでは、機械は動かせませんが基本として頭の隅においておいてください。

次回以降にプログラムを説明していきます。

 

問題1

G50 S1000 ;

G96 S150 M04 ;

G00 T0303 ;

上のプログラムを日本語で1行づつ言葉にしてください。

 

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