松本拓巳です。
今回のからの投稿ではエンドミルについての基礎知識が動画で学べます。
ここではエンドミルの基本形状以外の形状を紹介します
その他の形状(1)
基本的な形状は第4章で説明をしましたが、用途に応じた様々な形状があります。
例えば切れ刃の長さに違いがあったり、首形状にも加工状況に応じたものがあります。
代表的なスクエアエンドミルでは、基本形であるショート刃、ロング刃、更に長いロング刃でエキストラロングなどがあります。また、ショート刃とロング刃の中間的なミディアム刃もありますが、用途としてはより幅広い加工面を一回で加工するためですが、使いこなしにはそれなりのテクニックや経験値が必要となります。
ボールエンドミルでは工具剛性を向上させるために首部を円錐状にしたペンシルネックがあります。曲面加工では比較的深い部分を加工することが多く、長い突き出しで加工します。そのため切削抵抗によるたわみが生じるため高い剛性が求められます。
ロングネックは深い加工部分でおこる干渉を防止するための形状です。刃部である外径より首径が細くなっています。ただしペンシルネックにくらべ剛性は落ちます
その他の形状(2)
ギャッシュとは、底刃の溝のことですが側面に付ける場合もあります。
エンドギャッシュ、サイドギャッシュともいいます。写真の場合は底刃のギャッシュで切削した切りくずを収納します。見た目は小さなポケットになっていますがとても重要な役割をもっています。やはり切削工具は切りくずの排出性が十分に出来ないと詰まって欠けたり折れたりするため、この様な小さな細工が総合的に安定加工に寄与します
その他の形状(3)
ギャッシュ当てという形状仕様があります。
ギャッシュ当てという言葉はOSG独自の言い回しで、正確には面取り(チャンファ)加工です。 実際にはギャッシュ用砥石を利用している工程からきています。
ギャッシュ当ては、刃先の欠け防止と刃先剛性向上のために面取り(チャンファ)を施してあります。写真はスクエアの刃先を拡大してすくい面・側面から見た状態です。 ボールエンドミル用のスパイラルギャッシュなどいろいろあります
その他の形状(4)
刃部形状が色々あったように、シャンク形状にも色々な種類があります。
まずシャンクの形状は、大きく2つのグループに分かれます。一つはストレートシャンク、そしてもう一つがテーパ形状をしたテーパシャンクです。
最も使われる形状にストレートシャンクがあります。側面から見てスクエアな形状となっています。その中でも丸い棒状のものをプレインストレートシャンクといいます。このシャンクを取り付けるホルダやコレットと呼ばれるアタッチメントも筒状になっています。
フラット付きは、ホルダでのシャンクの固定に切り欠きというフラット部をねじ止めするタイプです。
次に同じストレートシャンクでもホルダからの抜け防止や剛性向上のために、コンビネーションタイプやねじ付きタイプ、セーフロック仕様などがあります。
またにテーパシャンクはいろいろな規格があるので選定には注意が必要です。他にメーカオリジナルのものがあり写真ではヘッド交換式が掲載されていますが、テーパ部とねじ部の両方が採用され剛性や繰り返しの脱着でも高精度を保ちます
以上になります。

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