#旋盤 #工程設計 #中

製造している製品がなぜこの工程なのか考えた事はありますか?

今回のテーマ:旋盤工程設計の考え方

今回は旋盤に特化して工程設計の方法の考え方を説明します。

 結論:図面をみて、一番良い作り方を考える事=工程設計とします。

前提条件として、旋盤で作った方が他の工作機械より良いとして説明にはいります。

旋盤でやらないという選択肢もありますが、あくまでも旋盤で加工する事が良いとされる製品です。

それでは図面を見ながら考えて行きましょう。

上の図面はNC旋盤3級の技能検定の図面です。Dの寸法はφ60とします。

素材は上の素材です。

ここで工程設計が解っている自信のある方は、誰かに説明してみてください。

工程設計ポイント

1,工程は、1番少ない工程で製品ができないか?を考える。

例えばこの製品を5工程かけて加工したとします。段取を5回もやると時間がかかり、コスト増になります。

材料からの削り出しの場合は、表、裏を削るため最小の工程設計は2工程となります。

この図面が2工程で出来ないか⇒出来ない場合は3工程で出来ないか⇒4工程と考えます。

 

2,この製品のネックとなる難易度の高い寸法はどこかを考えます。

この製品を2工程で加工するには、D寸法「φ60±0.02」が公差内に入れば、3工程以上加工する必要はないです。

Φ60±0.02が公差内に確実に収まり、1番少ない工程で加工できれば2工程で完成となります。

 

3,この製品のネックとなる公差の狭い部分を最後の工程で削ると考え加工の順番を決めます。。

理由は、1工程で公差が±0.02しかない部分を仕上げたとします。

Φ60.01に仕上がり、良品です。しかし、2工程目の加工を行った所、製品が0.013変形して

大きくなったとします。 φ60.023となり、公差外となります。

そのため、最終工程でΦ60±0.02を仕上げます。 今回は2工程目が最終工程となります。

結論:この製品の工程は2工程

1工程:材料をチャッキングして左側の外径φ85部と内径φ60、φ37を1工程目で加工します。

2工程:φ85をチャッキングして、右側を加工。この工程でΦ60±0.02を仕上げます。

 

基本的には上記の3ステップを考えます。

この3ステップで加工が出来ない製品はどのような前工程を入れたら良いか?

を考えます。前回説明したセンタレス工程、捨て加工がこの工程となります。

 

#この内容は中級者向けです。皆さんは通常の段取りは出来ると思います。

なぜΦ60±0.02が2工程で確実に公差内に入ると言えるのか?

ここからが重要となる根拠です。

 

問題

上記のなぜΦ60±0.02が2工程で確実に公差内となるかは他の要素で決まります。

結論の工程設計で加工する場合、次の内容を1工程、2工程両方に自分で数値を決めて、

考えられる理由を書いてください。

①チャックの種類となぜそのチャックを使用したのか?

➁①のチャックを使用して、チャック圧は何 「Pa」 に設定したのか?理由は?

⓷掴む深さは何ミリにするのか?理由は?

④上記以外にφ60に影響を与える要素がわかれば記載してください。

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