制約理論①
わかりやすいように説明する分、この理論を理解している人にはうっとおしく感じるかもしれませんがご容赦ください。全体をレベルアップすることが大切です。
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【儲け続けるために】
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はじめに、「制約理論」の目的地を確認する必要があります。
目的地=『企業が儲け続けること』です。
まず、ここを理解・納得した上でないと話が進みません。
大丈夫でしょうか?
山岸製作所は切削、あるいはプレスで製品を作っているわけですが、その製品を作るためには労働力が必要なんですね。だから社員を雇っています。
その社員を雇うお金は、商品の中に含まれています。社員を雇うお金を回収できないと、銀行からお金を借りなければならず、借りたお金が返せなければ会社は潰れてしまいます。
私たちサラリーマンからすると、ただ働いていれば当たり前のように定額の給料をもらえる感覚に陥りますが、経営者はそうではありません。
自分たちの手で作った製品、サービスを社会に提供することで会社を存続させ(まずはココ)、同時に「会社の経営理念」を果たす役割を経営者は持っています。
#とてもじゃないけど自分は真似できません
もし「儲け(利益)」がないと、売上アップのための設備投資や社員の給料アップのための費用を作り出すことはできません。今は時代の流れが早いので、より儲けは大事になってきます。
今売っている商品の需要が落ちたら、新たな事業や新製品に挑戦しなければならないんです。そうするためには利益が必要不可欠です。
当たり前の知識ですが、確認の意味も含めて伝えました。
さあ、ここからが本題です。
制約理論の目的である「企業が儲け続ける」ためにはどうしたらよいのでしょうか?
答えはこうです。
儲け続けるというゴールに対し、一番邪魔するものを見極め、そこに全精力を注げ!
(=ネック工程に集中する)
です。
#邪魔ランキング1位を全力で解除しろ!
#優先ランキング1位を全力で援護しろ!
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【ランキングの基準は何で判断する?】
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やることはわかったのですが、ランキング(儲かるのを邪魔するor優先する)ってどう決めるかわからないですよね?
CDランキングだと「売れたCDの数」という明確な基準があるのですが、制約理論はちょっと難しいんです。
その基準が「スループット」と呼ばれるものです。
スループット=「売上」-「資材費+外注費」
(↑変動費)
この答えである「スループット」を増やすこと、これを最も優先しなきゃいけないよ、とゴールドラットさん(制約理論考案者)は言っています。
今日はここの部分を重点的に解説します。
この式の答え(スループット)が増えれば増えるほど良いんですから、何をすべきかわかると思います。そうです。
「売上を増やすこと」と「変動費を下げること」
この2つです。
#単純な引き算
じゃあ次です。
この2つを比べて、どっちの方が数に限界があるでしょうか?あなたが経営者だったとして、自分の頑張りに限界があるものと考えても良いかもしれません。
そうです。「変動費を下げること」です。引き算ですからね。
つまり、制約理論の優先順位ランキング堂々の1位は「売上を上げること」です。
#おめでとうございます
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【売上を上げられる人を自由に!】
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ただ・・・
売上を上げましょう!と言われたら「とにかくモノを作ればいいんだ!」と思う人もいるのではないでしょうか。・・・それは違います。
そもそも売上って何を指しているものかわかるでしょうか?
売上 = 販売数 × 販売単価
注目すべきは「製品数」ではなく、「販売数」という表現を使っている点です。
あくまでお客さんが欲している製品数だということです。
これに加え、私はお客さんの希望する納期も含まれた数字として見ることが大切だと考えています。どちらにしろ、作るものがお客さんに売れるものでなければ売上に繋がらないんですね。
#ここは大事
ここから具体的な話になります。
じゃあこの式の「販売数」を現場のあなたは増やすことができるでしょうか?
…増やせませんよね?
じゃあもう一つの「販売単価」は増やせるでしょうか。
…増やせませんよね?
そうなんです。優先順位ランキング1位というのは現場の人が大きな影響を与えることは難しいんです。
これを理解しておく必要があります。
間接的ですが、現場の社員がやれることは2つあります。
①売上を上げられる人を現場から離れさせる
②売上を上げられる人の邪魔をしない
ここはちゃんと抑えておく必要があります。
特に②に対して西澤は怒るので気を付けてください。
#コワイ
ただ、これはあくまで会社としての優先順位ランキング1位です。現場の人がやれることは後程解説します。
誤解されないように伝えますが、売上はあくまでお客さんの欲する品質の製品ができてこそ成り立つものですので、会社にいる誰もがこの優先順位1位に関わっていることを忘れないようにお願いします。次回に続きます。

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