#初級 #図面 #加工
今回のテーマ:図面を読む考え方の理解
今回は考え方に近い内容となります。
図面を読むとは?
図面を読むということは、どういうことなのでしょうか・・・・
山岸製作所が作っているのは「部品」です。その先には社会で必要とされている
ベアリング といった組み立てた「回すための機能部品」があり、その先には車のミッション
といった車を走らすための機能があります。車を走らせることは「何処かへ行く」という目的を
果たして、皆さんの欲求を満たしています。
このような全体を認識したうえで「機械図面を読む」ということは、
機械図面(部品図)を読むという知識、技術が山岸製作所では仕事を受けるために
最初に必要な技術であり、お客様の欲しい物が書かれた書類、契約書となります。
何かの設計から行っている会社は、「図面を書く」という仕事があります。
この契約書を読む事が、山岸製作所で求められる「機械図面を読む」という事になります。
それでは、具体的に読むとはどういうことでしょう。
作図された機械部品が
・どのような材料(材質)を使用して
・どのような形状に
・どういう寸法精度で
・どの程度の表面性状(表面粗さ)で加工された後、
・どのような表面処理をして
製作されるべきなのかという設計者の指示を理解することです。
つまり、
・材質とはどういう意味なのか
・形状はどのようにして理解するのか
・寸法精度とはどういうことなのか
・表面粗さとはどういう意味なのか
・表面処理とはどういうことなのか
ということを習得することで、
図面をとおして設計者の指示を理解することが、本講座の目的「機械図面を読む」ということです。
図面を画けなくても、読めることの意義とは?
では、設計や製図は出来ないのに、図面を読むことだけでも必要なことなのでしょうか?
・・・・・実はとても必要なことなのです。
「もの(機械)づくり」は、まず基本の考案が出来た上で、設計の工程を経て、製図すなわち機械図面
にされることから始まります。その後、部品製作から組み立て、試運転を経て販売・出荷されますが、
その全ての工程で検査が繰り返されます。また販売開始後も、より安く加工が出来るように、また組み立て
易さを追求して、設計変更に随時対応する生産技術という部署もあります。そして、全ての工程において、
意思の疎通を媒体するのは唯一機械図面なのです。
従って、
正確で厳格な図面が求められることは当然ですが、同時に部品製作や組立作業、検査等の工程に関わる
幅広い多くの人が「機械図面を読む」能力を十分に備えることはとても意義のあることで、設計者と意思
の疎通を図る方法として、図面が真に効力を発揮することを意味し、結果として『いいものづくり』につながります。
当社の仕事(製造)は「図面を読む」所からスタートします。
図面が読めれば、段取りして加工する以外も仕事が可能です。
図面を読む⇒プログラムを作る
図面を読む⇒寸法の検査をする
図面を読む⇒どのようなチャッキングをするか決める
上記のような考え方で日々仕事をしているのです。
この山岸製作所 学びの部屋 「加工技術」の投稿では、
図面を読む⇒「色々な工程を通る」⇒製品を完成させる。
・「色々な工程を通る」
この「色々な工程」で必要な知識、技術を取り上げていきます。
図面が読めれば、段取が出来なくても工程設計の知識技術があれば工程設計やプログラム作成はできます。
図面が読めれば、営業活動ができてお客様と打ち合わせをしたり、見積りが出せます。
図面が読めれば、段取りが出来なくても測定知識、測定技術があれば寸法検査、幾何公差といった検査ができます。
設計⇒加工⇒組立 この3つが製造業のプロセスと言われますが、設計の情報を
図面を見て読み取り、必要な加工を行っていきましょう。
最後に
お客様の図面は守秘義務があり、外部に出してはいけません。
裏紙等も絶対禁止でお願いします。
問題
①図面には寸法公差と幾何公差があります。
幾何公差とはどのような公差の事か説明してください。

No responses yet