何を考え論じるべきなのか、最終的に明らかにすべき疑問(問い)を「イシュー」として設定しておく必要がある。イシューとは、考える「べき」ことであって、考え「たい」ことや考え「やすい」ことではない。「何を考え、論じるべきか」という広い意味でとらえておいてほしい。

イシューはなぜ重要か

イシューが明確でないとどうなってしまうのか?

●会議などで、聞き手の関心に関係ない(あるいは関係の薄い)テーマに、話が延々と脱線してしまう
●何かを調べる際、最終的な結論とは関係ない(あるいは関係の薄い)情報を、長々と調査・分析してしまう

何かを考え論じる前に「イシュー」=「そもそも何について考え論じるべきなのか」をしっかりと熟考し、明らかにしておくことが重要となる。イシューは考える出発点であり、このイシューが見当外れでは、その後にどんなに精緻に論理を組み立てても、意味がなくなってしまう。

イシューは目的地であり、目的地があるからこその進むべき方角となる。経営者が、イシューを意識しないということは、軍団を引き連れていくのはいいが目的地がないのと一緒である。そうなってしまうと、進んでいるのではなくて、行進しているだけになってしまう。進むと行進 では意味が変わってくる。進む は進捗を伴う、でも行進は進捗がない。この差は非常に大きい。

イシューを押さえ続ける

初めにイシューをいったん押さえたはずでも、考え論じている途中でイシューを忘れてしまい、脱線や寄り道をしてしまうことも起こりがちだ。したがって、初めにイシューを押さえたからといって気を抜かず、考えている途中でもイシューを時折確認し、イシューを一貫して押さえ続けておくことが重要だ。そのためには、イシュー(問い)を考える際、合わせて、イシューへの答えはどのようになるか、答え(メッセージ)のイメージも持っておくとよい。

話が脱線するのは イシューが押さえ続けられていない証拠 となる。脱線するということは、目的地を見失って線路がなくなった状態ということ。脱線に気が付いた人が即座に修正しないといけない。でも日本特有の忖度や上司への配慮 がここを邪魔をする場面がおおい。なので、山岸製作所では、目上や上司を関係なく脱線の指摘はされるべきと考えている。

イシューは具体的に考える

イシューを考える際には、考え論じるべきことを抽象的に考えるのではなく、現実のビジネスのどんな状況や場面における疑問なのか、具体的なイメージを持ちながら考えることが重要だ。

具体性は非常に重要である。これは何に対して重要かというと、 行動する に対して重要となる。人は 曖昧な言葉 や それっぽい言葉 だけでは行動を起こすことができない。それを聞いているときは なるほど と思っていても、いざ よしやろう というときに あれ?何をやればいいんだ? となる。これでは議論をしている意味自体がない。何を行動して、何を変えるのかが決定するためには、極力具体的な言葉で表現をするべき。

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