【論理の飛躍】
「省略が不可欠」な演繹的論理展開によって起こるもう1つの落とし穴が「論理の飛躍」だ。
これは、省略がすぎて相手が自分の論理展開を推測できなくなってしまっている状態を指す。

「終身雇用を前提とした同質性、仲間意識が日本企業の特徴だった」……一般論
「アナログ的なすり合わせ技術は、同質性や仲間意識が大きくものを言う」……観察事項
「日本はサービス業にもっと舵を切るべきだ」……論理の飛躍

記の2つの前提が正しかった場合、そこから導き出せる結論は、「日本企業はアナログ的なすり合わせを得意とする」程度である。

論理の飛躍でチェックしたいのは 観察事項から本当にそんなことがいえるの? という質問に対して自分で反論をしてみること。

たとえば、 あいつはいつも俺をにらんでいる →だから  あいつは俺のことが嫌いなんだ!

これには2つあって この観察事項からそんなことがいえる? という点と そもそも、その観察事項はあっているの?を検証する必要がある。

例がくだらないから、これでもいいが、ビジネスの場でこれがおきると 判断を間違えてしまうことがある ここでもそうだが、一時情報へのこだわりは忘れないようにしたい。

【ルールとケースのミスマッチ】
演繹的思考は以下のような思考パターンを取る。
①ある「ルール」がある
②そのルールに拘束されると思われる「ケース」がある
③そのケースを観察すると、必然的にある「結果」が得られる
「ルールとケースのミスマッチ」は、本来結びつかない、あるいは結びつけはいけない「ルール」と「ケース」を強引に結びつけ、間違った結論を誘導してしまうという落とし穴だ。

下記はこの本の例ではありませんが。

たとえば、「部下の面倒をよく見るのがいい上司だ」というルールがあったとします。
それに、「Aさんはよく部下を飲みに連れて行く」というケースを結びつけると、「Aさんはよい上司だ」と結論づけられそうな気がします。
とことが、仮にルールが正しいとしても、ここで言う「面倒を見る」とは仕事上の話のはず。
アフター5の付き合いとは別物です。
ルールに不適切なケースを結びつけて、いい加減な結論を導いてしまっています。
こんな落とし穴にはまらないように注意しましょう。
ルールとして使えるのは、実際に起こったことや、世間で広く認められた原理原則です。
言い換えると、すべて過去の話です。
つまり、現在起こっていることを、過去の話で評価や判断することになります。
常識的な考えはできるものの、新しい発想が生まれにくくなるのです。
しかも演繹思考では、ルールとルールをつなげていくことはできても、まったく新しいルールを追加することはできません。

これは、今使っているルールは 普遍のものといえるのか? このケースに適用しても大丈夫なのか? ということをチェックしたい。

重要なことは、今自分が 演繹法を使っているのか? 帰納法を使っているのか? を意識できるかが大切になる。

このミスマッチを意識したいのは 演繹法を使っているとき になる。

つまり、自分が今どちらの論理展開をつかおうとしているのかが分からなければ注意のしようがない。

なので、演繹法と帰納法という概念は頭にいれておきたい概念となる。

Q:論理の飛躍の例を1つあげなさい

Q:ルールとケースのミスマッチの例を1つあげなさい。

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